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2020-09
健康申告書について
今までの海外旅行は、パスポートとクレジットカードさえあれば、航空券も宿泊も
その場で予約・購入することができました。しかし、コロナ禍の今、海外への渡航には必要不可欠なものが増えました。健康申告書とPCR検査です。PCRとはポリメラーゼ連鎖反応
Polymerase Chain Reaction (PCR)
という用語の略です。鼻の奥をこすった粘液や唾液から採取した遺伝子の特定領域を増幅して、体内のウイルスを検出します。
さて、渡航とワクチンに関連して、新型コロナウイルス(Covid-19)と比較されるのが黄熱病です。
世界保健機構(WHO)
は、黄熱病に関して、各国が渡航者に対してワクチン接種証明書を入国条件として義務付けてよいとしており、それがない場合は入国拒否となり得ます。ご存じのように、同様の措置が新型コロナウイルスについても始まっています。黄熱病ワクチンは、70年前から使用されており、一度接種すれば生涯にわたって有効です。しかし、新型コロナウイルスのワクチンは開発中でまだ世に存在しません。ワクチンの有効期間が1シーズンとなるか、数年となるか確実な情報はまだありません。
渡航者の健康情報の申告手段については、多くの国で、既存の電子ビザ免除申請や電子入国フォームにそれを追加したり、今までの用紙を変更したりしています。例えば、アジアでは、コロナ禍以前には、2つの国・地域で健康申告書が導入されていましたが、義務ではありませんでした。それが現時点では、10の国・地域に増えています。
変更のあった国々
世界の主な旅行先を見てみましょう。
カナダ
や
シンガポール
は、既存の電子ビザ免除や電子入国フォームに健康申告の内容を追加しました。一方、
中国
、
ハワイ
、
マカオ
、と
台湾
は、新型コロナウイルス関連のウェブサイトを立ち上げ、そのサイト上の健康申告の電子フォームから申告するようになっています。
必要とされる新たな健康情報
アジアの中では、
シンガポール
が模範的な例です。同国は2019年まで、海外から到着した非シンガポール 籍の渡航者全員に対し、健康情報を少しだけ含む入国カードの記入・提出を義務付けていました。2019年後半、このカードは電子入国フォームへとデジタル化しました。このように、土台となる電子プラットフォームがあったおかげで、コロナ禍、2020年初夏には、義務的な健康申告が電子入国フォームに加わりました。以下は、その質問例です。 - 過去21日間に、Covid-19に感染していると診断されましたか。またはその疑いがありましたか。 - 過去14日間に病院に行きましたか。
一般的な健康情報も必要に
現在、他の国々も、渡航者の健康情報を到着時または到着前に入手するようにしています。ワクチン接種(および必要な場合は追加接種)の有無は、必須の健康情報となっています。もしワクチンの有効期間が3〜5年間となってくれば、WHO主導で新型コロナウイルスの一般的な健康申告書が作られ、各国の空港の国際便チェックインカウンターや出入国管理部門ではそれをもとに渡航者の出国前に新型コロナウイルスの予防接種の状況を確認することになるでしょう。
以上の通り、搭乗前の健康情報申告は、海外旅行の必須事項となります。その大半が電子提出です。弊社
ドキュモンド
のウェブサイトでは、16カ国・地域(現時点)について、健康情報申告の情報をまとめています。トップページ下部、国旗が並んでいる
「旅行先
をお選びください」から国・地域を選び、クリックします。次のページで、「要件」をクリックしてください。様々な必要情報の中に、その国の健康申告書へのリンクを載せています。マスク着用やソーシャルディスタンスのルール(国によっては罰則を伴うことも注意が必要です)などもまとめています。旅先の国・地域の新型コロナウイルス関連の決まりを知って、制限下でも楽しく安全な旅ができますよう願っております。
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